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NUMBER LINK ~繋がる奇跡~ 2話 シーン3

完成
イラスト 朝倉亮
http://asakuraryou.blog11.fc2.com/

NUMBER LINK ~繋がる奇跡~ 2話 シーン3





作者:春ト

著作権は春トにあり、勝手な公開は厳禁。
著作権を破る者には、厳重な処罰を与える。





<キャスト>

アキラ♀16歳【ワード数:17】
ハヤト♂16歳【ワード数:22】
エル♀16歳【ワード数:14】
アル♀16歳【ワード数:13】
極夜(きょくや)♂20代後半【ワード数:35】
バグ 不問【ワード数:7】






総ワード数:108





比率
♂2:♀3:不問1





2話 サブタイトル 「無制限の不可能」






1    ハヤト    「死後の世界だと」

2    アキラ    「いきなり、闇に包まれたと思ったら、
             オレたち死んだのか?」

3    極夜     「そして、扉は閉じた。これで、完全に出られなくなった。
             俺のプログラムは、無にする。
             しかも、1回使ったら2度と使えない使い捨てのプログラムだ。
             そして、今、全てを終わらせた」

4    ハヤト    「終わらせたって、何をだ?」

5    極夜     「俺のプログラムは、中国のとある
             天才プログラマーに作らせた、違法のプログラムだ。
             だから、バグがあってもおかしくない」

6    極夜     「ここで、ハヤトくんに質問だ。サーバー泉の本社は、どこにあると思う?」

7    ハヤト    「そんなの、日本のどこかだろ?」

8    極夜     「本当にそうか? アキラは、サーバー泉の本社は、どこにあるか知ってるか?」

9    アキラ    「場所は公開されてないはずだから、わからない」

10   極夜     「公式では、公開されてないんだ。じゃあ、なんで俺は、ロケットも一緒に、
             死後の世界に引きずりこんだんだ?」

11   ハヤト    「はっ!? もしかして…」

12   極夜     「その通り、サーバー泉は、地球に存在しないんだよ」

13   アキラ    「地球に存在しないって、どういう意味?」

14   極夜     「アキラは、ちょっと鈍いな~」

15   アキラ    「むっ…だって、わかんないんだから仕方ないだろ」

16   極夜     「サーバー泉は、月の裏側にあるんだよ」

17   アキラ    「月って、お月様のこと?」

18   極夜     「そうさ、アキラ。じゃあ、なんで人間が摩訶不思議な力を使えるかわかるか?」

19   アキラ    「それは…プログラムが、そうさせてるんじゃないの?」

20   極夜     「違うな。プログラムは機械で作ってやがるが、
             そこまで、この世界をおかしく出来るほどの
             高性能なプログラムを作り上げるのは、あと1000年かかるだろうな。
             だから、答えは、超能力だ」

21   アキラ    「超能力って、そんなバカな!?」

22   極夜     「誰もがそう思うだろうが、真実なんだよ。
             地球上には、本当にたくさんの人間がいる。
             お前らが想像している、何百倍以上もいる。
             ホント、ウザイくらいに、うじょうじょいる」

23   極夜     「その人間の中でも、特別な人間がごくまれに生まれる。
             超能力を生まれながら持ってしまった人間が、
             サーバー泉に集められてるんだ」

24   極夜     「サーバー泉には、何人もの、超能力者がいる。
             お前らのプログラムと呼んでる機械的なシステムは、
             全部超能力で、発動しているんだ」

25   極夜     「つまり、ポケットシステムは、
             誰がどんなプログラムを使うのか教えてくれるだけで、
             現象を起こしているのは、全て人間の超能力なんだ」

26   ハヤト    「そんな、仕組みだったか…」

27   アキラ    「だから、ほとんどの情報を公開しなかったのか」

28   極夜     「オレは、このロケットに乗って、白夜を助けたかったが、
             お前らが来たから、この基地ごと〝死後の世界〟に閉じ込めてやった」

29   極夜     「ロケットには、食料や生活できる物が、10年分積んである。
             だが、打ち上げを阻止すれば、サーバー泉は絶滅する。
             超能力者と管理者は、地球に帰ってくるしかないんだ。
             これで、白夜も開放されるだろ」

30   ハヤト    「さっきから、白夜って、誰だ?」

31   極夜     「俺の愛した女の名前だ。出会いは、インターネットだった」

32   極夜     「ホントに偶然、白夜、って女が、ネットを使って話しかけてきた。
             何回か話しているうちに、全てを話してくれた
             俺だけに、超能力があることを打ち明けてくれた。
             誰にも言えずに、隠しながら生きてきたことを知って、
             こいつは、今まで1人で生きてきた悲しい女だと思った。
             故に、超能力を持っていることを知られないために、
             人間に関わろうとはしなかった」

33   極夜     「超能力を隠して、人間と関わらない人生はつまらないから、
             俺が白夜の世界を広げてやったんだ。
             バイクで2乗りして、海に連れてったり、遊園地へ行ったり、
             山に登ったり、色々、やったんだ。
             そのたびに、あいつは、見たこともない笑顔を浮かべて喜んだ」

34   極夜     「そして、俺は白夜を好きになった。
             笑えよ、女1人を救うために、ここまで大暴れしてきたんだぜ。
             数えることができないほど人を殺して、俺は最悪だろ?」

35   ハヤト    「わかるよ。極夜の気持ち。
             俺だって、好きな女を助けたい。
             世界を敵に回しても、守りたいと思う」

36   極夜     「ハヤト…好きな女って、もしかして…」

37   ハヤト    「ああ。あいつが、俺の好きな人だ」

38   アキラ    「え? オレ? 
             今、オレは、ハヤトに告白さたんだよね? だよね?」

39   ハヤト    「それと、どうも、今いる空間が死後の世界だとは思えない」

40   極夜     「なぜ、そう思う?」

41   ハヤト    「まず、空気がある。そして、感覚が、とてもリアルだ。
             宙に浮いているから、移動はできないけど」

42   極夜     「だとしても、ピコフォンで、サーバー泉につながらないんだぞ?
             だったら、死後の世界であってるだろ?」

43   アキラ    「ホントだ。サーバー泉につながらない」

44   ハヤト    「亜夢と岬さんと通信が途切れてる」

45   バグ     「プログラムが使えないと、極夜は本当に能無しね」

46   極夜     「ああ、そうだなバグ。って、おい! なんで、バグの声がするんだ?」

47   バグ     「え? なんでって言われても、知らな~い」

48   極夜     「バグは、サーバー泉のどこかに存在するんだ。
             サーバー泉とつながらないんじゃ、バグの声は聞こえないはずだ」

49   ハヤト    「どういうことだ? アキラは、わかるか?」

50   アキラ    「へ? ハ、ハヤト? さっき、告白…」

51   極夜     「あのチャイナ野郎。このプログラムは死後の世界に行ける、
             っていうから、適合者になったのに、
             じゃあ、この場所は、なんなんだよ?」

52   エル     「ボクは、わかるよ」   

53   バグ     「ワタシみたいな存在が、他にもいるの?」

54   アル     「残念ながら、生きてる人間や」

55   ハヤト    「エル! アル!」

56   アキラ    「生きてたのか!?」

57   エル     「自爆は、自爆なんだけど、バーストは発動者を、こっちに飛ばすみたい」

58   アル     「近くにいたわたしは、巻き込まれたんや」

59   極夜     「あの時か、力が緩んだ隙に逃げたから、俺はこっちに飛ばされなかったのか」

60   アキラ    「よかった! エルとアルが生きてて、良かった!」

61   エル     「アキラ、苦しいよ」

62   アル     「心配かけて、すまんなぁ。こうなるとは、思わへんもん」

63   ハヤト    「もう、勝手な行動はするな、エル、アル。
             命を捨ててまで、相手の命を奪うことなんかするな。
             俺たちは、殺しをしてるんじゃない。戦ってるんだ!
             死んじまったら、戦うこともできない。
             命を大事にしろ」

64   アル     「ハヤト、すまんなぁ」

65   エル     「勢いで使って悪かったよ、ハヤト」

66   極夜     「ところで、ここがどんな場所か、知ってるんだよな?」

67   エル     「ここは、サーバー泉の墓場だ」

68   アキラ    「墓場って、なんか怖いな」

69   アル     「わかりやすく例えると、パソコンのごみ箱やね」

70   ハヤト    「ごみ箱?」

71   エル     「この場所は、サーバー泉が管理している、いらないモノを捨てる場所なんだよ」

72   極夜     「なんで、そんなのわかるんだ?」

73   アル     「この拾うたうちわつこて、パタパタあおいで移動してたんや」

74   エル     「ゴミの情報は、サーバー泉には必要なくても、
             ボクたちには重要だった。それで、この場所が、ごみ箱だって、特定できた」

75   ハヤト    「うちわで、あおぎながら移動してたって…」

76   アキラ    「鳥みたいに、羽ばたいて移動してたってことでしょ」

77   エル     「まあ、面白いのたくさんあったからねー」

78   アル     「どうして、空気があるのかは、空間ごと飛ばされたからあるんやで」

79   エル     「空気もいっしょに、飛ばされたから、今は呼吸できるけど」

80   アル     「そのうち、無くのーて、死ぬわぁ」

81   極夜     「なるほど、だから死後の世界、か」

82   ハヤト    「納得してる場合か? 早く、こんな場所から脱出しないと」

83   アル     「わかってはいるんやけど、どうしようもない」

84   バグ     「人間は、不便な体してるね~」

85   極夜     「ここも、サーバー泉の一部だから、
             バグの声がしても、おかしくないってことか」

86   ハヤト    「でも、脱出の仕方がわからないんだよな」

87   アル     「ないこともないなぁ…」

88   アキラ    「できるの?」

89   アル     「パソコンに例えたら、わかりやすいと思うんやけど、
             パソコンを操作してる人が居るやん?
             そこでゴミ箱を一旦、開く。
             その時、遮断されてる世界とつながると思うんや」

90   ハヤト    「それって、どういう意味?」

91   アル     「普段は隅っこに隠れとるけど、ごみ箱を空っぽにするときは、
             デスクトップに出てくる。つまり、外の世界に出てくることになるんや」

92   エル     「その時に、サーバー泉の本体とつながれば、あんたが使ったプログラムを使う」

93   極夜     「俺のプログラムは1回しか使えないだぞ。どうするつもりだ?」

94   エル     「一度見てれば、リコールで使えるから心配ない。
             あんたのプログラムは唯一の扉なんだ。
             このプログラムは、外の世界と扉でつながる。
             でも、扉が開いてるのは、ほんの数秒しかなかった」

95   ハヤト    「しかし、その消す作業が、
             いつ行われるかわからないんじゃ、どうしようもない」

96   バグ     「あんたら、ツイてるね」

97   極夜     「なんだ、バグ」

98   バグ     「ワタシは、サーバー泉とつながっているから、その消す作業がわかる。
             しかも、あと10秒で、つながるよ」

99   極夜     「マジかよ…なんで、そんな都合良くタイミングがいいんだよ…」

100  ハヤト    「エル、お前しか頼れない。失敗するなよ」

101  エル     「任せといて。必ず全員、死後の世界から脱出させる!」

102  バグ     「カウントダウン、5秒前!!」

103  極夜     「4」

104  エル     「3」

105  アル     「2」

106  ハヤト    「1」

107  アキラ    「ゼロ!」

108  エル     「ポケットシステム発動 サーバー泉(いずみ)に接続
             プログラムNo.009(ナンバーナイン)リコール選択
             ダウンロード!!」


         ー シーン3 終了 ー

2話 シーン4へ続く


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春ト

Author:春ト
声音楽園3ねん8くみの担任である春トでございます。 楽しいクラスにしていきたいですね。
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